2010年08月31日
本
『告白』 湊かなえ
映画にもなっている話題作
娘(愛美)を自分のクラスの生徒に殺されたと知った担任教師(森口)が
学校を退職する日クラスの生徒達にある告白をするのだが
それはあまりにも衝撃的な告白だった。
読めば 嫌な思いをしそうで躊躇しましたが・・・
淡々と告白する女性教師の話に引き込まれるように一気に読んでしまいました
登場人物
森口悠子 シングルマザーの女性教師
クラスの生徒達に冷静に告白する様子が物語を引き立てていた
ように思う
愛美 4歳…プールに落ちて亡くなり警察に事故死とされるのですが
母親である森口はある決意をしていました
桜宮先生 世直しやっちゃん先生 HIV患者 愛美の父
A少年〔修哉〕成績優秀 離婚して去っていった母親への思いが
歪んだ方向へ向かったのだろうか。
頭の良さに心の成長が追いつかないのだろうか
胆略的な考えになるのが不思議でならない
B少年〔直樹〕両親と兄弟に愛されて育ち
人なつこくて穏やかな性格に育った彼が何故???
母親に守られすぎたて自尊心ばかりが強くなっていったの
だろうか
ミズホ(美月) 成績優秀な生徒
虐めに加わらなかったことで虐められることになるとは
何処にでもいそうな若者がふとしたことから歯止めがきかなくなる恐ろしさ
暗く重いストリーだったけれども 興味深い内容でした
それぞれの告白を読みながら やりきれない気持ちと歯がゆい気持ちが残りました。そして子供を育てる難しさを改めて考えます
この本も世代の違いだからでしょう
登場人物に違和感を覚えることが多かったけれども
想像もしないような考え方をするものだと妙な関心をしました
『華の人』 伊藤緋紗子書
北海道育ちの敏子は美人で賢くて大らかなな性格の人
そんな彼女が有田の窯元の跡継ぎ深川進と恋をし結婚して
有田の町で生きていく姿が描かれています
馴染みのある窯元“深川”が舞台なので
登場人物にも窯業界の仕組みにも興味深く読んだし
深川進氏が剣道を愛し
大麻範士と剣道を世界に広げるために世界一周の旅をしたことにも興味を覚えました。
閉鎖的な有田で自分らしく生きようとした敏子の余りにも短い生涯だったのが惜しまれます
春になれば北海道から取り寄せたラベンダーが咲き誇る『忠次館』に行くと
敏子のことを思い出しそうです
映画にもなっている話題作
娘(愛美)を自分のクラスの生徒に殺されたと知った担任教師(森口)が
学校を退職する日クラスの生徒達にある告白をするのだが
それはあまりにも衝撃的な告白だった。
読めば 嫌な思いをしそうで躊躇しましたが・・・
淡々と告白する女性教師の話に引き込まれるように一気に読んでしまいました
登場人物
森口悠子 シングルマザーの女性教師
クラスの生徒達に冷静に告白する様子が物語を引き立てていた
ように思う
愛美 4歳…プールに落ちて亡くなり警察に事故死とされるのですが
母親である森口はある決意をしていました
桜宮先生 世直しやっちゃん先生 HIV患者 愛美の父
A少年〔修哉〕成績優秀 離婚して去っていった母親への思いが
歪んだ方向へ向かったのだろうか。
頭の良さに心の成長が追いつかないのだろうか
胆略的な考えになるのが不思議でならない
B少年〔直樹〕両親と兄弟に愛されて育ち
人なつこくて穏やかな性格に育った彼が何故???
母親に守られすぎたて自尊心ばかりが強くなっていったの
だろうか
ミズホ(美月) 成績優秀な生徒
虐めに加わらなかったことで虐められることになるとは
何処にでもいそうな若者がふとしたことから歯止めがきかなくなる恐ろしさ
暗く重いストリーだったけれども 興味深い内容でした
それぞれの告白を読みながら やりきれない気持ちと歯がゆい気持ちが残りました。そして子供を育てる難しさを改めて考えます
この本も世代の違いだからでしょう
登場人物に違和感を覚えることが多かったけれども
想像もしないような考え方をするものだと妙な関心をしました
『華の人』 伊藤緋紗子書
北海道育ちの敏子は美人で賢くて大らかなな性格の人
そんな彼女が有田の窯元の跡継ぎ深川進と恋をし結婚して
有田の町で生きていく姿が描かれています
馴染みのある窯元“深川”が舞台なので
登場人物にも窯業界の仕組みにも興味深く読んだし
深川進氏が剣道を愛し
大麻範士と剣道を世界に広げるために世界一周の旅をしたことにも興味を覚えました。
閉鎖的な有田で自分らしく生きようとした敏子の余りにも短い生涯だったのが惜しまれます
春になれば北海道から取り寄せたラベンダーが咲き誇る『忠次館』に行くと
敏子のことを思い出しそうです
2010年08月22日
久しぶりに読書
吉田修一「悪人」
佐賀が舞台で妻夫木聡と深津絵里さんで映画化される話題作だというので読み始めました。
佐賀 長崎 福岡 三ツ瀬峠・・・と
知っている地名にばかり気を取られ集中できなかったのですが
いつの間にか物語に引き込まれ一気に読んでしまいました。
今時の若者達の行動に違和感を覚えながらも
普通に何処にでもいる若者が後ろめたさを覚えながらも出会いを求めて
一歩踏みだしてみたいと思う気持ちも仕方ないかとも・・・・
でも結末はあまりにも哀れです
誰にでもつかみ所のない不安感に陥るときは有るだろうし
孤独感に耐えられなくなることもあるし
ヤケになりたいときもある
でもそんな気持ちを抑える理性だけは持って欲しい
どんなに優しくても事情があっても人を危めれば悪人です
犯した罪は償わなければ・・・・
この話を純愛だと美化したくはない。
いつの間にか 清水祐一は妻夫木君に 馬込光代は深津理恵さんにすり替わり
私は映画監督になって佐賀の景色をバックに色んなシーンを思い描いていました。
だからもう映画は見ないと思います
石橋佳乃の父佳男が言った
“分からない 人の悲しみを笑う増尾のことが分からない・・・
可笑しかね そうやって生きていかんね”
とつぶやいた言葉に父親のやるせなさが伝わってくる
祖母の房江の・・・
“これまで必死に生きてきた あんたらなに馬鹿にされてたまるか”
“怖くても逃げては駄目 逃げても何も変わらん 誰も助けてくれない”
とつぶやく言葉が重い
面白かったけれど・・・
小説だとわかっているけれど・・・・
この本に出てくる若者たちに共感できる人は誰もいません
何をやっているのよ しっかりしてよ
親になんか分からないでは哀しすぎます
佐賀が舞台で妻夫木聡と深津絵里さんで映画化される話題作だというので読み始めました。
佐賀 長崎 福岡 三ツ瀬峠・・・と
知っている地名にばかり気を取られ集中できなかったのですが
いつの間にか物語に引き込まれ一気に読んでしまいました。
今時の若者達の行動に違和感を覚えながらも
普通に何処にでもいる若者が後ろめたさを覚えながらも出会いを求めて
一歩踏みだしてみたいと思う気持ちも仕方ないかとも・・・・
でも結末はあまりにも哀れです
誰にでもつかみ所のない不安感に陥るときは有るだろうし
孤独感に耐えられなくなることもあるし
ヤケになりたいときもある
でもそんな気持ちを抑える理性だけは持って欲しい
どんなに優しくても事情があっても人を危めれば悪人です
犯した罪は償わなければ・・・・
この話を純愛だと美化したくはない。
いつの間にか 清水祐一は妻夫木君に 馬込光代は深津理恵さんにすり替わり
私は映画監督になって佐賀の景色をバックに色んなシーンを思い描いていました。
だからもう映画は見ないと思います
石橋佳乃の父佳男が言った
“分からない 人の悲しみを笑う増尾のことが分からない・・・
可笑しかね そうやって生きていかんね”
とつぶやいた言葉に父親のやるせなさが伝わってくる
祖母の房江の・・・
“これまで必死に生きてきた あんたらなに馬鹿にされてたまるか”
“怖くても逃げては駄目 逃げても何も変わらん 誰も助けてくれない”
とつぶやく言葉が重い
面白かったけれど・・・
小説だとわかっているけれど・・・・
この本に出てくる若者たちに共感できる人は誰もいません
何をやっているのよ しっかりしてよ
親になんか分からないでは哀しすぎます
2010年05月21日
100歳になった 介護犬
この本は 日本で最初に育成された介助犬 ラブラドール・レトリバー犬の『グレーデル』とそのユーザーとなった野口利夫さんが、パートナーとして歩んできた長い道のりの物語でした。
介護犬とは、
物の拾い上げや運搬、着脱衣の補助、体位の変更、起立及び歩行の際の支持、扉の開閉スイッチの操作、緊急の場合における救助の要請その他の肢体不自由補う補助を行う犬のことです。
今は聴導犬や 盲導犬などを含め 補助犬として
使用者と犬が一緒に行動するときの権利を保障されています。
そうなるまでの 手探りで介助犬を育てた人たちの苦労やユーザーさん達の葛藤とそれをめぐる協会のあり方等が書かれているのですが
世間には理不尽なことがいっいあることを再確認させられました。
犬はペットとして 友達として 家族の一員となって繋がっているだけでなく
厳しい訓練を受け、難しい試験に合格してユーザーさん達の手助けを仕事としている犬たちもいる。
お互いに深い絆で結ばれていても
いろんな事情で最後まで一緒に暮らせないこともありそうです
でも野口さんとグレーデルは介護犬の資格が無くなっても最後まで一緒に過ごせることに安堵しました。
犬は本当に人を好きでいてくれるし
犬によって人は癒されるし
犬が人を助けている
だから 人も犬をいっぱい愛してやらなければ。
犬っていいよね。
介護犬とは、
物の拾い上げや運搬、着脱衣の補助、体位の変更、起立及び歩行の際の支持、扉の開閉スイッチの操作、緊急の場合における救助の要請その他の肢体不自由補う補助を行う犬のことです。
今は聴導犬や 盲導犬などを含め 補助犬として
使用者と犬が一緒に行動するときの権利を保障されています。
そうなるまでの 手探りで介助犬を育てた人たちの苦労やユーザーさん達の葛藤とそれをめぐる協会のあり方等が書かれているのですが
世間には理不尽なことがいっいあることを再確認させられました。
犬はペットとして 友達として 家族の一員となって繋がっているだけでなく
厳しい訓練を受け、難しい試験に合格してユーザーさん達の手助けを仕事としている犬たちもいる。
お互いに深い絆で結ばれていても
いろんな事情で最後まで一緒に暮らせないこともありそうです
でも野口さんとグレーデルは介護犬の資格が無くなっても最後まで一緒に過ごせることに安堵しました。
犬は本当に人を好きでいてくれるし
犬によって人は癒されるし
犬が人を助けている
だから 人も犬をいっぱい愛してやらなければ。
犬っていいよね。
2010年05月07日
奇跡のりんご
木村秋則さんが8年の歳月を費やして 無農薬リンゴを作り出すまでの課程が書かれています。
肥料も農薬も使わずにリンゴを作ることがこんなにも大変なことだとは。
試行錯誤を繰り返しながら絶望の中で死に場所を探して入った山中で出会ったドングリの木
自然の中で人の手を借りずに育った植物は農薬の助けなど借りずに育っていることに気づいたのです。
自然の中で雑草は生え放題で地面はふかふかと柔らかく暖かかったそうです。
そんな土を作りたいとまた挑戦をはじめて・・・・
草も伸び放題 虫も寄ってくる あれ放題に見えるリンゴ園にやっと白いリンゴの花が咲き始めます。
8年もの歳月を経てリンゴの実がなったのです。
本を読み終えて 『奇跡のりんご』と名付けた思いが伝わってきました。
木村秋則さん 凄い人です。
表紙の満面の笑顔にその素晴らしさが表れているように思います。
『リンゴの木は リンゴの木だけで
生きているのではない。
周りの自然の中で
生かされている生き物なわけだ。
人間もそうなんだよ
人間はそのことを忘れてしまって
自分で一人で生きていると思っている。』
肥料も農薬も使わずにリンゴを作ることがこんなにも大変なことだとは。
試行錯誤を繰り返しながら絶望の中で死に場所を探して入った山中で出会ったドングリの木
自然の中で人の手を借りずに育った植物は農薬の助けなど借りずに育っていることに気づいたのです。
自然の中で雑草は生え放題で地面はふかふかと柔らかく暖かかったそうです。
そんな土を作りたいとまた挑戦をはじめて・・・・
草も伸び放題 虫も寄ってくる あれ放題に見えるリンゴ園にやっと白いリンゴの花が咲き始めます。
8年もの歳月を経てリンゴの実がなったのです。
本を読み終えて 『奇跡のりんご』と名付けた思いが伝わってきました。
木村秋則さん 凄い人です。
表紙の満面の笑顔にその素晴らしさが表れているように思います。
『リンゴの木は リンゴの木だけで
生きているのではない。
周りの自然の中で
生かされている生き物なわけだ。
人間もそうなんだよ
人間はそのことを忘れてしまって
自分で一人で生きていると思っている。』
2010年05月06日
海峡を渡るバイオリン
この本は在日韓国人・陳昌鉱がバイオリン作りの名人となるまでの半生がつづられています。
子供の頃祖国で 相川先生にバイオリンに習った事がある彼は
留学してきた日本でまたバイオリンと出会い
自分でバイオリンを作ってみたくなるのですが
弟子入りは叶わず独学で貧困や偏見と闘いながら
“ストラディバリウス”のようなバイオリンを作りたい
との一途な思いと情熱で希望と夢を叶えます。
韓国は産みの親であり 日本は育ての親だとかかれていましたが
この本で韓国の家族の繋がりかたや 母と子の絆がどんなに強いかや
名器と言われるバイオリンの音色に憧れるの職人と演奏者との拘りの世界を
ほんの少し知ることが出来たかもしれません
世の中には凄い人がいるし 知らないことがいっぱいです。
私のように意志の弱い者には縁のない生き方ですが
こんな人もいる事ぐらいは知っていたい。
子供の頃祖国で 相川先生にバイオリンに習った事がある彼は
留学してきた日本でまたバイオリンと出会い
自分でバイオリンを作ってみたくなるのですが
弟子入りは叶わず独学で貧困や偏見と闘いながら
“ストラディバリウス”のようなバイオリンを作りたい
との一途な思いと情熱で希望と夢を叶えます。
韓国は産みの親であり 日本は育ての親だとかかれていましたが
この本で韓国の家族の繋がりかたや 母と子の絆がどんなに強いかや
名器と言われるバイオリンの音色に憧れるの職人と演奏者との拘りの世界を
ほんの少し知ることが出来たかもしれません
世の中には凄い人がいるし 知らないことがいっぱいです。
私のように意志の弱い者には縁のない生き方ですが
こんな人もいる事ぐらいは知っていたい。